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Myanmar Trip 5

NO5 FISHING       ミャンマー旅 NO1NO2 NO3 NO4 NO6 NO7 NO8 NO9 NO10もあります . 

ミャンマーに来てから、毎日石を見て、商談ばかりしていたので、少し休みたくなり、シャン州のインレー湖へ行くことにする。 インレーは標高1328m、夏でも過ごし易い気候、しかし、7月の太陽はかなりきつく、ボートで移動する時も帽子と長袖シャツは必需品である。ここに来ると人の顔が、ガラッと変わる。シャンとはタイのシャムからきており、 タイ系の人が多くなる。シャン州山岳地帯は反政府ゲリラの拠点の一つでもあり、入れないところもあるが、現在、ここは開放されています。ここでは、湖の上に立てられたバンガローに泊まろうと思っていた。旅行者の多くは、街のニアウンシュエのホテルに泊まっているが、船着場からボートで50分ほどかかる水上バンガローを、水しぶきを受けながら目指す。バンガローは電話線が引かれていないので船着場のツーリストインフォメーションから、無線で空きを確認。後ろに小さなエンジンのついた小型ボートで出発。湖や釣り人を眺めながら、久しぶりにただの旅人に、戻っている感じが嬉しい。

かなり広々とした、湖の眺めも飽きてきたころ、目的のバンガローに着く。思ったより沢山バンガローがあるが、周りには何も無いので、静かでいい。他の客も、昼は他へボートで観光に行き、バンガローにはいないので、今日は何もせず、ここを楽しもうと思う。食事をし、ぶらぶらしていると、ここの従業員が、釣り糸を垂れているので、マネージャーに自分も釣りをしたいと、道具一式を借りた。湖を見て、魚がいるのを確認。従業員から餌の小海老を分けてもらう。外人旅行者は、あまり、ここの魚は食べないが、地元の人は、よく食べる。ぜひ自分も釣って、食べてみたいと思う。

バンガローの突き出しのテラスから、釣り糸を垂らす。魚は、水の上から見るせいもあって、結構大きい。よし釣るぞ、と思ってから、1時間くらい経っても、あたりが無いので、場所を変えたりしてみる。特に釣り好きというわけではない。もう、4〜5年振りの釣りである。でも、ここでは、絶対に釣りたいと思っていた。よく見ていると、魚が定期的に周遊しているのが解り、周遊してくる場所に撒餌をまき、釣り糸を垂らし待つ。初めて2時間程で、ちょんちょんときて、グーという強い引き、やったー!一匹目をゲット!上から見ると、へら鮒のようだが、釣上げてみると、うろこが少なく、何とも奇妙な魚で、うなぎ鮒といった感じ。とにかく、一匹釣れたので、大変気分がいい。そのあと、一匹を逃したが、もう一匹を吊り上げ、3時間ほどで、30センチと20センチくらいのを、二匹釣った。

釣った魚を持って、バンガローのスタッフに、これを料理してくれと頼む、本気で釣るとは思っていなかったらしく、ちょっと驚いた様子で、笑いながら、から揚げが良いということになり、晩飯のおかずにした。淡白な味で、結構、美味しいが、平べったい魚で、身が少なく、もう少しおかずが欲しくなったが、この日は、捕れた魚に敬意を表し、これに、ライスとスープだけで晩飯を済ませた。

夜は、バンガローの下に波打つ水の音と時々跳ねる魚の音を枕に、久しぶりの異空間に、何ともいえない気持ちで、過ごしました。ここまで来ると、日本も遠い感じがする。後日、2週間に一回開かれる古くからあるマーケットで、他の作物と交換したのか、この魚をいっぱい抱えて帰るおじさんに会い、えらく、親しみを覚えた。このマーケットは、他の観光客向けのものとは違い、地元の人が日用品などを売買したり、物々交換する本来あったマーケットで、時代が100年以上タイムスリップしたような感じで、着いた途端にぞくぞくしました。このマーケットについては、次回に、また、書きます。

桟橋から小型エンジン着きのボートでバンガローに向かう。遠くで、インレー湖独特の片足槽ぎをしている



これが水上バンガロー左端手前のバンガローに泊まる。



地元の人も、やはりバンガローと同じ水上住宅に住む人が多く、ボートは
、日常の足


浅瀬で稲作が行われており、7月中旬に刈り取りをしていました。 ふと日本の田舎にいるような錯覚に陥る



泊まったバンガローのテラス、ここから、つりを楽しみました。


これが釣った魚、勝手に「うなぎ鮒」と、呼ぶ。釣り上げてから、2時間以上経っても元気に暴れるやつでした


昔から続く伝統的なマーケットにボートで着く、



マーケットで出会った「うなぎ鮒」をたんまり仕入れて山に帰るおじさん。



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